茶葉の保存方法

良質の紅茶を美味しく飲む為に

出来上がったばかりの紅茶は、水分含有率が3~4%でほとんど水分を含んでいません。その代わり保存している間に外部からの水分を吸収してしまう性質になっています。そして水分を吸収することによって変質が始まります。
変質は湿度、温度、酸素、光、他の匂いなどが影響しますが、特に紅茶は湿気と他の匂いを吸収しやすい性質なので、これを防ぐことが保存効果を高めます。

保存容器

ティーキャニスターと呼ばれる密封性の高い容器で缶、陶器、プラスチックなどで作られているものを選びます。日本には緑茶を入れる保存容器がありますが、紅茶にとってもこの茶筒はティーキャニスターとしてとっても優れています。
古くから使われている紅茶の缶には、四角い形状のものが多く、上蓋は丸く作られていて、圧力をかけて密閉する方式です。これは箱詰めをしたり輸送するのに便利なため、紅茶の保存容器として定着したものです。
ずっとこの形なので一見して紅茶だとわかりやすいからでしょう。ただし一度開封すると密封性が悪くなるので保存容器としてはおすすめしません。

紅茶を保存する際の注意点としては、容器に他の匂いが付いていないかどうか、密封性が高いかを確かめます。それと光を通さないものが望ましいでしょう。
茶葉は光に弱く、蛍光灯の光でも劣化が始まりますので注意してください。
保存場所は直射日光が当たらない涼しい場所を選び、冷蔵庫や冷凍庫には入れないことが大切です。
またハーブや石鹸など香りの強いものの側には置かないでください。
マユールの茶葉はアルミパック入りになっています。そのまま缶やジッパーバッグに入れて湿度の少ない場所で保管してください。

保存期間

密封度が高ければかなり長く保存できますが、やはり袋や缶を開けてしまうと、その時点から風味が抜けていきますので、できるだけ早く飲むようにしましょう。
万が一2年、3年を忘れていた場合も、カビなどが生えていなければ飲んでも問題ありません。
著しく風味が悪くなっていなければ、小鍋などで煮出してチャイにして飲むのもおすすめです。